【パチンコ経営企業分析】「スマスロ交響詩篇エウレカセブン4 HI‐EVOLUTION」がトップ、2024年5月度の導入状況(スロット編)
前回パチンコの5月における導入状況を見たところ、1万台以上導入された機種が見られなかったのだが、スロットはどうだったのだろうか。今回は5月におけるスロットの導入状況について見ていく。
まず、4月の導入状況を振り返ってみると、「押忍!番長4」がパチンコもあわせて唯一2万台以上の導入台数となり、導入上位5機種の合計台数は5.6万台で2024年に入り最も多かった。
それでは、まずは2024年の月間推移を見ていく。
導入上位5機種合計台数推移 | |||||
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | |
合計台数 | 49,780 | 43,298 | 31,999 | 56,561 | 38,491 |
このように、5月は4月と比較すると1.8万台減少し、導入上位5機種の合計台数は3.8万台であった。
また前回見たようにパチンコの導入台数は約2.1万台であったので、5月の入替の中心はスロットであったといえよう。
続いて機種別に見ていくと、
2024年5月度スロット導入上位5機種 | |||
機種名 | メーカー | 導入数 | 発売時期 |
スマスロ交響詩篇エウレカセブン4 HI‐EVOLUTION | サミー | 13,215 | 2024年5月 |
Lパチスロ 炎炎ノ消防隊 | SANKYO | 11,169 | 2024年5月 |
ニューパルサーSP4 with 太鼓の達人 | セブンリーグ | 6,827 | 2024年5月 |
ジャグラーガールズSS | 北電子 | 3,874 | 2024年4月 |
L ウルトラマンティガ | オッケー | 3,406 | 2024年5月 |
このように、1万台以上導入された機種が1機種もなかったパチンコと異なり、スロットでは「スマスロ交響詩篇エウレカセブン4 HI‐EVOLUTION」と「Lパチスロ 炎炎ノ消防隊」の2機種が1万台以上導入されていた。
また、パチンコの最導入機種は「PF炎炎ノ消防隊Light ver.」の8,113台であったことから、「炎炎ノ消防隊」シリーズが約2万台導入されていた。
一方で撤去機種は下表の通りとなった。
2024年5月度スロット撤去上位5機種 | |||
機種名 | メーカー | 台数 | |
吉宗RISING | サボハニ | ▲2,068 | |
スマスロバジリスク~甲賀忍法帖~絆2 天膳 BLACK EDITION | ミズホ | ▲1,302 | |
SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~絆2 | ミズホ | ▲1,225 | |
Lゴブリンスレイヤー | オレンジ | ▲1,106 | |
スマスロ バイオハザード ヴィレッジ | アデリオン | ▲1,046 |
上位2機種は先月同様撤去上位機種となった。
5カ月間における導入上位機種の累計導入台数は、パチンコが18.1万台で、スロットは22.0万台となる。
通常貸玉の設置台数はスロットのほうが3万台以上多くなっているので、今後もスロットを中心とした新台入替が行われていくのだろうか。
[文・構成/情報島編集部]