「キング観光グループ」は東海地方を中心にパチンコホールを店舗展開する有力チェーンである。経営店舗は全て「キング観光」の屋号を冠しており計２５店舗を運営。その内訳は三重県（１３店舗）、愛知県（９店舗）、滋賀県（２店舗）、そして和歌山県（１店舗）だ。

１店舗あたりの平均設置台数は約９４７台に上り、大型店舗が非常に多い構成となっている。１０００台を超える巨艦ホールも１５軒と全体の過半数以上。集客力にも定評があり、文字通り東海地方を代表するチェーン企業の一つと評してよいだろう。

２０１５年には『サウザンド栄若宮大通店』と『サウザンド彦根店』を相次いでグランドオープンさせている。また同年には多くの店舗で屋号変更も敢行し、活発な動きを見せていたものだ。２０１６年には創立５０周年を迎えた老舗企業の同社。

その後、２０１８年１月には権田清氏が代表取締役社長に就任して新体制に移行。同グループの勢いはここから更に加速していて、２０１８年には『キング観光サウザンド長浜インター店』と『キング観光サウザンド金山店』の両店を新築でグランドオープンするなど、着実にその勢力を拡大してきた。なお、自社物件比率の高さも大きな特徴といえるかもしれない。文字通りの優良法人である。

また、約３年ぶりとなる新規出店『キング観光サウザンド名古屋駅柳橋店』が２０２１年１２月２９日にグランドオープンを果たした。名古屋駅から程近い好立地に位置する巨艦ホールとして大きな注目を集めている。

加えて２０２３年１０月には『キング観光サウザンド桑名サンシパーク』をグランドオープンしたばかり。同店は、２０２３年６月に『マリオンガーデン１３００桑名店』を事業承継したもので、グループ２５店舗目の出店案件だ。

※コロナ禍以降の閉鎖・売却店舗
２０２１年１月：『キング観光羽津店』（三重県４１０台）
（２０２３年１２月１日記載）