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平和、2015年3月期第2四半期決算短信を発表 ~「ルパン」効果でパチンコ販売増、増収増益

平和は12日、2015年3月期第2四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。累計では、前期より継続販売された「CRルパン三世 消されたルパン」が今期上期にも4万3407台が販売されていることに加え、同シリーズの追加スペック「CRAルパン三世 主役は銭形」がデジ羽根タイプとしては異例の3万996台を売り上げたことなどにより、パチンコの販売が連結業績に大きく貢献。パチスロでは保通協型式試験方法変更の影響により、発売予定機種を1機種来期に順延するなど影響が出ているものの、パチンコの売上増により、全体的な販売計画ではほぼ計画通り推移すると見込む。

連結経営成績(累計)は、売上高1109億7000万円(対前年同四半期増減率プラス30.5%)、営業利益286億5500万円(同プラス31.7%)、経常利益282億4400万円(同プラス32.5%)、四半期純利益180億6900万円(同プラス43.7%)。直近に公表された通期業績予想からの修正は無かった。

第2四半期中に販売した遊技機主要タイトルの販売台数は、前述の「CRルパン三世 消されたルパン」シリーズ以外では、パチンコ「CRカウボーイビバップ」1万8828台、「CRAビッグシューターゼロ」1058台、「CR銀河乙女」1万2269台、パチスロ「みどりのマキバオー 届け!!日本一のゴールへ!!」6261台。

第2四半期までの累計販売台数は、パチンコ16万1872台(前年同期差異プラス8万3860台)、パチスロ3万3172台(同マイナス2万8981台)、計19万5044台(同プラス5万4879台)。遊技機事業の業績は、売上高691億3200万円(前年同期比プラス56.7%)、営業利益220億900万円(同プラス41.2%)。

ゴルフ事業では、2013年10月以降に取得した新規ゴルフ場6コースが業績に貢献し、さらに顧客単価下落に歯止めがかかったことなどにより、前年同期より増収増益となった。ゴルフ事業の業績は、売上高405億3900万円(同プラス2.4%)、営業利益82億5000万円(同プラス11.1%)。

下期の見通しでは、パチンコで販売機種数を期初の予定より1機種増加。第4四半期に大型タイトルの販売を予定する(編集部注・「CR猪木」シリーズ後継機と思われる)。パチスロでは、販売台数の最大化を狙うため、発売タイミングの見極めが必要であるとしている。

[2014年11月14日・日刊遊技情報]

株式会社平和

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