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【パチンコ経営企業分析】減少続くパチンコ資産価値額、スロット低貸玉よりも低い結果に/店舗別資産価値額(パチンコ編)

パチンコ経営企業分析

先日9月末時点における中古取引市場を見ていったので、今回は9月末時点におけるパチンコの店舗別資産価値額を見ていく。

まず、パチンコ全体における直近半年間の資産価値額推移を見ていくと、

パチンコ資産価値額
2024/42024/52024/62024/72024/82024/9
資産価値額160,182144,187163,602146,280137,211115,726
前月差▲13,772▲15,995+19,415▲17,322▲9,069▲21,485

このように、9月末は8月末と比較するとパチンコ全体の資産価値額は2万円以上減少している。

この主たる要因は、高額で取引されていた「P 魔法少女まどか☆マギカ3」の取引額が8月末の2,142,451円から958,824円まで減少し、100万円以上の高額で取引されている機種がなくなったためである。

これを踏まえて、9月末時点において資産価値額上位店舗を見ていくと下表の通りとなる。

パチンコ資産価値額上位店舗
店舗名グループ名住所資産価値額前月前月順位
甲子園池袋店新記総業グループ東京都豊島区706,918
ヴィーナス金田商店グループ千葉県市原市488,964602,5131
APOLLO長田店西原物産グループ石川県金沢市375,483459,5154
パールショップともえ木更津店カクタグループ千葉県木更津市360,974452,8285
QUICK7大須店善都グループ愛知県名古屋市中区358,697474,8043
パールショップともえ大和店カクタグループ神奈川県大和市354,827478,1912
キクヤ堺本店喜久家グループ大阪府堺市中区335,711401,5008
パールショップともえ富里802カクタグループ千葉県富里市335,070324,02755
マルハン南宮崎店マルハングループ宮崎県宮崎市324,328419,8877
ZENT扶桑店善都グループ愛知県丹羽郡313,402377,40315

※9月末集計時点の店舗別資産価値額上位50位までのグループはこちらに掲載中
※またそれ以外全店のデータの閲覧を希望される場合はご連絡ください

9月末時点で最も資産価値額が高かった『甲子園池袋店』は、スロット専門店で営業していた中で2台だけスマパチを導入した店舗であり、上位5位までの店舗のうち4位の『パールショップともえ木更津店』以外は全てパチンコの設置台数が50台以下の小台数店舗である。

また、パチンコ全体の資産価値額の減少傾向は止まらず、直近の集計におけるパチンコ全体の資産価値額は109,101円となり、これはスロット低貸玉の115,160円よりも低い結果となってしまった。

パチンコ全体の資産価値額は10万円を下回ってしまうのだろうか。

[文・構成/情報島編集部]