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話題になっていた「ケンシロウ昇天モード」はさすがに搭載する理由が見つからないのでは?【元パチプロの「パチスロが好きだから」#95】

先日、「スマスロ北斗の拳」に「ケンシロウ昇天モード」なるモードが存在するのでは?と、Twitter等のSNSを中心に賑わっていた。

ザックリとその「昇天モード」なる概要を見たところ、以下のようなもの。

・終日を通して機械割が70%以下
・移行するのは主に低設定で高設定はほぼ移行しない

いやそれ、それただの「低設定の下ブレ」では? と感じたのが私の所感。

「ヴァルヴレイヴ」の「ミミズモード」しかり、解析情報として出てないようなモードが実際にあると思われるだけに色々勘繰ってしまうのは分かるが、今回の「昇天モード」に関してはまずもって搭載する理由が見いだせない。

「ヴヴヴ」の「ミミズモード」に関しては、搭載されている理由が明白。ズバリ「出玉試験対策」です。

設定6がまともに試験を受けたところでパスできる可能性は非常に低いが、出玉試験の時に運よく「ミミズモード」に移行してくれれば出玉試験は難なくパスできる。なので、導入初期の頃から全設定で「ミミズモード」に移行すると言われていたし、(そのようなグラフの台を)今でも見かけたりする。

もし仮に「昇天モード」なる特別なモードがあった場合、搭載するとしたら「出玉試験対策」以外にあり得ないと思うんですよね。さらにいえば何とか設定6で出玉試験を突破したいがために作られたモード。

だけど、今回のモードに関しては低設定でしかほぼ移行しないとされているよう。そんなモード搭載する意味ってないですよね。低設定の出玉試験対策には「設定L」が搭載されているし、それでパスできる。

もし「昇天モード」なるモードを搭載するにしても、そんなの搭載しなくても「設定L」の挙動を分からなくしちゃえばいいのでは? しかし実際には「設定L」は挙動なりで分かりやすくしているわけで、メーカーとしては打ってほしくない設定になっています。メーカー側も「設定L」を使って欲しくないと思っているのに、「設定L」よりイカツイ「昇天モード」なんて作りますかね?

もし特殊なモードを作るにしても、ちょっとやり方がお粗末すぎるかなと。「初当りは軽いが全然連チャンしないでジワジワ出玉が飲まれていくモード」こっちの方が搭載するとしたらよくないですか? パッと見高設定ぽくみえて台の稼働も上がるだろうし、メーカーとホール両方が得しそう。

「昇天モード」が仮にあったとして、メーカーとしたら本当に得しないモードだと思うんですよね。ホールから利益を取れる機械がメーカーに求められてるとはいえ、まず稼働ありき。「昇天モード」なんてひたすら吸い込むモードを搭載したところで、台の評判が落ちるだけだしトータル誰も得しないように思う。

そんなわけで、個人的に今回の「ケンシロウ昇天モード」に関してはメーカーが公式に否定しているように、まず無いだろうなと思っています。いくらなんでも搭載する理由が無さすぎる。

ただまぁ、いわゆる「冷遇」に関してはね・・・ありそうですよね。いくらなんでも2000枚くらいでピタッと止まる台が多すぎるし、そうそう有利区間をリセットされて高継続を掴まれたら困る(出玉試験も通らん)という理由もありますしね。一撃万枚とか出ちゃてるのを見るに、有利区間リセット後は94%継続スタートもそれなりにあるんでしょう。

色々こういう憶測が出ちゃうのも、ちょっと前のコラムでも書いたけど、最近のパチスロがブラックボックス化しすぎててメーカー発表を素直に信じられなくなっているという事情もあると思うんですよね。

ユーザーに不信感を芽生えさせないためにも、導入後、一定期間経過したら機械の完全解析を公表するように義務付けたりするようにした方がいいんじゃないかなとも思う。これはただの個人の願望でもあるんだけど。


コメント:19件 コメントを書く

  1. 昇天モードは急いでサミーが圧力かけてきた結果信憑性が増したがな(笑)

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  2. 最近視聴数稼ぎにガセ情報流す奴が多すぎる
    メーカーに損害賠償請求されればいい

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