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大遊協、動画サイトを利用した広告宣伝に是正指導

大阪府遊技業協同組合(大遊協)は24日、大阪府警保安課担当官からの広告宣伝等に関する是正指導を受けて、組合員ホールに「広告宣伝に係る自主規制等の遵守徹底について」と題した文書を発出し、広告宣伝の自主規制の履行徹底などを求めた。

大阪府警保安課は、府下のパチンコホールの動画サイトを利用した広告宣伝の実態を調査するなかで、ホール関係者から「取材という文言が『協賛』や『提携』という文言に代わっただけであり、動画サイトを利用した広告宣伝は出玉イベントを示唆して集客を図る広告宣伝である」との言質を得た。また、隠語を用いて特定機種を示唆するものや人気機種ランキングと称してイベント台を示唆するような広告宣伝が散見される状況なども今回の要請に至った要因になったといい、これら広告宣伝のあり方について再考するよう指導の徹底を求めた。

また、客自身が自由に賞品交換を行う「セルフ交換」について、その形態によっては「遊技料金等規制違反」に抵触するおそれがあるとして、適正な運用を求めた。

同課では、「動画配信サイトを利用した広告宣伝」等を実施していたホールに対して処分を行ったケースもあるとしたうえで、今後も「著しく射幸心をそそるおそれがある広告宣伝」および「違法なセルフ交換」等に対して看過することなく取り締まっていく方針を示した。

大遊協はライター取材や雑誌取材等の告知について、昨年11月21日開催の理事会で店舗内外問わず事前、当日、事後の全てを禁止とする自主規制を決議。2018年12月1日より適用を開始している。

[2019年10月30日・情報島]

大阪府遊技業協同組合(大遊協)