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パチンコホールの全席禁煙、オペレーションの見直しが必要 ~情報島アンケートより

編集部が運営するパチンコ・パチスロ情報島ツイッターアカウント(@johojima)にて随時実施している「情報島アンケート」。本稿では1月28日から4日間実施したアンケート結果をご紹介します。今回のアンケートには92名の方がご協力いただきました。まずもってお礼を申し上げます。

今回のアンケートでは、今年4月1日の改正健康増進法の全面施行によりパチンコ・パチスロを遊技しながらタバコを吸うことができなくなった時、どのタイミングでタバコを吸いに行くかについて尋ねました。

「大当り後の確変・時短開始時」「確変・時短中」「確変・時短抜け直後」「通常時」の4択で質問したところ、一番多かった回答は「通常時」で55%。「大当り後の確変・時短開始時」は18%、「確変・時短抜け直後」は16%、「確変・時短中」が最も少なく11%となりました。

基本的には通常時の何もないタイミングで気分転換としてタバコを吸いに行くユーザーが多いと思われますが、中には一息ついてから確変・時短に臨むといったユーザーも一定数いることが分かります。

オペレーションの見直しが必要

すでに完全分煙化して営業しているパチンコホールを何店舗か訪れ、実際に遊技もしてみましたが今後、離席する人・時間が多くなることでこれまでになかった(少なかった)トラブルが増えること念頭に置いたホールオペレーションが必要になると感じました。

編集部が視察したホールにおいては各台にタバコ休憩(10分~15分)を取っていることを従業員・他のユーザーに知らせるためのプレートを用意していました。ただ、これだと気軽にタバコを吸いに行けるのは良いものの、ホールスタッフからするといつからプレートが置かれているのかを把握しにくいと感じました。台の確保に使ったり、中には止める時に嫌がらせでプレートを置いて去っていく人もいるやもしれず、何十分も稼働せず空台のまま放置されてしまうケースもあるかと思われます。喫煙中プレートを導入するにしても、玉・メダルがないと無効、朝の入場時は使えない、など細かなルール決めが必要でしょう。ユーザーがタバコ休憩を取る際にボタンを押すと残り時間が表示される機能を有したシステムも一部あるようですので、そういった機器を導入するのもありだと思います。

また、すぐ戻るからとスマホや財布といった貴重品を置いたまま離席して置き引きに遭うなんてケースも想定されます。ユーザーへの注意喚起はもちろんですが、離席中の遊技台への対応にはこれまで以上に気を遣わなければなりません。想定されるトラブルを洗い出し、それらの防止策をホールオペレーションに落とし込む必要があるでしょう。

そして何より、喫煙する時間分の稼働が落ちることになります。それをどれだけ最小限に抑えることができるか、またはどのような施策でカバーしていくかについても十分な検討が必要です。

ほかにも、「灰皿の撤去」などの対応や店内に喫煙場所を設ける場合は「標識の掲示義務」、そしてお客様への周知など4月1日の改正健康増進法の全面施行に向けての準備はたくさんあります。ホール関係者の皆様には、トラブルを最小限に抑え、4月以降もすべてのユーザーが気持ちよく遊技できる環境を提供するために早め早めの対応をお願いしたいと思います。

以下、このほかのアンケート結果をご参考までに掲載しておきますのでご覧ください。

アンケート内容の募集

編集部では、これからも引き続きツイッターを通じたアンケートを実施していく予定です。

ツイッターでのアンケートは仕組み上、2~4択での回答というかたちに限られてしまいますが「こんなことを聞いて欲しい」「●●が知りたい」といったご要望がありましたら問い合わせフォームまたはツイッターのDMよりご連絡下さい。