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大遊協、第54期通常総代会を開催 ~府警初女性生安部長の杉内部長、ホールの防犯活動を評価

大阪府遊技業協同組合は13日、大阪市天王寺区上本町のシェラトン都ホテル大阪において、第54期(2013年度)通常総代会、および同連合会、同防犯協力会、善意の箱事業会の定時総会を開催した。

総代会に先立って来賓挨拶に登壇した大阪府警察本部初の女性生活安全部長として本年2月に着任した杉内由美子部長は府下の犯罪情勢について述べ、「府民の身近なところで発生するひったくりなどの街頭犯罪や、強制わいせつなど性犯罪の抑止に向け取り組んできた結果、ピーク時の半分以下に減少するなど成果を上げている。犯罪を防ぐためには警察だけでなく、行政や事業者、地域住民と連携して対策を講じる必要がある」と各機関との連携を強化したい考えを示した。

またパチンコ業界による健全化に向けた取り組みについては、同組合のひったくり防止カバーの普及活動やホール店舗の防犯カメラ設置などといった防犯活動を高く評価した。さらにホールに対し、のめり込みの防止、広告宣伝の自己規制、児童らの車内放置の防止に向けた啓蒙活動などへのさらなる取り組みを要請したほか、ホールの新規出店にはいまだに地元住民から反対の声があがる状況について触れ、「社会から支持される健全な大衆娯楽のあり方を追求し、業界の健全化に向け地道で積極的な活動を積み重ねていただきたい」と期待した。

杉内部長の来賓挨拶に対して平川容志理事長は、「ひったくり防止カバーの配布や防犯カメラ設置についても引きつづき取り組む所存だ。秋の地域安全運動では、大遊協傘下11支部と関係警察署が連携してひったくり撲滅キャンペーンを実施するとともに1万5000枚のひったくり防止カバーを府下の全警察署に配布するので、ご活用いただきたい」と本年度に予定する防犯活動の計画を伝えた。

通常総代会は、総数115人中出席63人により成立。2013年度の事業計画と決算報告、ならびに2014年度事業計画と予算案、さらには組合運営と管理に関する定款の一部変更、役員(理事)の補充選任といった議案について順次審議し、全議案を原案通り承認可決した。

引きつづき行われた2013年度善意の箱事業の功労者に対する大阪府知事と大阪市長からの感謝状、および大遊協理事長からの表彰状の授与式では、知事から50ホール、市長から34ホールが感謝状を受領。また、善意の箱事業優秀支部として10支部、防犯・地域活動優良ホールとして5ホール、防犯・地域活動優良支部として10支部が表彰状を贈呈された。

[6月25日・日刊遊技情報]

大阪府遊技業協同組合(大遊協)

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