×

セガサミーHD、2015年3月期第3四半期決算短信を発表 ~あわせてセガを中心とするグループ再編の概要を発表

セガサミーホールディングスは12日、2015年3月期第3四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。同日あわせてセガを中心としたグループの再編について説明した「グループ内組織再編とそれに伴う一部子会社の名称変更に関するお知らせ」、および通期業績予想の修正を発表。さらに翌13日には決算短信の説明資料を公表した。

連結経営成績(累計)は、売上高2675億1200万円(対前年同四半期増減率マイナス12.0%)、営業利益162億6400万円(同マイナス65.1%)、経常利益162億2100万円(同マイナス67.0%)、四半期純損失2400万円(前年同四半期は四半期純利益443億2900万円)。

今回発表の通期連結業績予想では、昨年10月31日の発表で40億円を見込んでいた当期純利益を130億円の純損失に下方修正した。その理由として、パチスロの年間販売台数の予想値を22万2000台から20万7000台に下方修正したこと、コンシューマ事業においてパッケージゲームの不振、デジタルゲームの新作タイトル投入時期の来期への変更、パチンコ・パチスロゲームサイトのサービスが低調に推移したことなどを挙げている。主な遊技機の販売台数は、パチンコでサミー「ぱちんこCR北斗の拳6」シリーズ13万2760台、パチスロでロデオ「サラリーマン金太郎 出世回胴編」3万7154台。

セガを軸とするグループの再編では、同グループがすすめる①遊技機事業、②エンタテインメントコンテンツ事業、③リゾート事業の3事業グループへの再編に伴うもの。現行のセガは、①セガを存続会社としセガネットワークスを消滅会社とするゲーム関連コンテンツ企画・開発・販売のセガゲームス、②セガグループの経営管理を行うセガホールディングス、③アミューズメントゲーム機器の開発・製造・販売を行うセガ・インタラクティブの主要3社に再編され、④リゾート事業におけるエンタテインメント施設の企画・開発・運営を行う子会社としてセガ・ライブクリエイションが新設される。再編の日程は4月1日。セガゲームスの代表取締役社長には現セガネットワークスの代表取締役CEOの里見治紀氏、セガホールディングスの代表取締役社長には現セガの代表取締役社長COOの岡村秀樹氏が就任する。

[2015年2月19日・日刊遊技情報]

セガサミーホールディングス株式会社

150219_segasammy