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パチンコ業界がようやくハラスメントで動く【パチンコは生活の句読点!】

兵庫県知事らが内部告発された問題がこのところずっと話題となっています。皆さんはどう思われるかはわかりませんが、県政は停滞していることでしょうし、本来公益通報保護の観点から通報者が守られなければならないのに、その逆だったのは残念です。

さて、ここで注目したいのは「ハラスメント」です。ハラスメントとは、簡単にいえば「嫌がらせ」とか「いじめ」などと解釈されます。今回の場合は「パワーハラスメント(パワハラ)」で、同知事は怒って付箋を投げた、過大な要求をしたなどとされていますが、そういった行為は明らかにパワハラとなるでしょう。

ではパチンコ業界ではどうでしょうか? パチンコ店で起こりえるハラスメントは2つの視点で考えられると思います。それは、パチンコ店で働いている従業員の職場でのハラスメントと、従業員とお客様との間のハラスメントでしょう。前者では、職場でよくありがちなパワハラの他に「セクシャルハラスメント(セクハラ)」や「マタニティハラスメント(マタハラ)」などが挙げられます。後者では、主にお客様とのトラブルから「カスタマーハラスメント(カスハラ)」が多いのではないでしょうか。

パチンコホールは”お客様ファースト”や”お客様第一主義”のもと、ホスピタリティの気持ちで接客接遇を進めてきた傾向にあります。しかしその考えを優先し過ぎてしまっために、そのしわ寄せが従業員に来てしまい、カスハラに気づかなかったかもしれません。

筆者は以前パチンコ店の従業員でしたが、現在は一般ユーザー(客の立場)です。店の立場ならば、お客様がパチンコ店に来て下さらなければ自分たちの生活は成り立たないわけですので、お客様を大切にお迎えしなければなりません。しかし、お客様がクレームではない明らかなハラスメントに近い行為を行なっている場合には毅然と対応する必要があります。逆に筆者がお客の立場ならば、従業員としてパチンコ店内のことを理解しているつもりですので、ハラスメントにならないように線引きをしてクレームを伝えることもあるので注意しなければならないのです。

これらの件はとても奥が深く、また色々な視点からそれぞれの感情についても吟味していかなければ、場合によってはトラブルになる可能性は十分に考えられます。いずれまたカスハラについても、あるいは働く従業員間でのハラスメントも考えていかないといけないと思います。どちらの側面のハラスメントもゼロにすることは難しいのですが、ゼロに近づけていくような流れは働きかけをしていかなければならないのです。


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