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【パチンコ経営企業分析】「エヴァンゲリオン」シリーズなどパチンコでの設置シェアを伸ばしている「SANKYOグループ」、設置台数は昨年同時期比プラス10万台の約45万台に

通常貸玉において最も設置台数の多い「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」(ビスティ製)

今回は、パチンコ「エヴァンゲリオン」シリーズの最新機種の導入が始まり、設置台数シェアを伸ばしている「SANKYOグループ(※1)」のパチンコ設置状況についてみていく。

「SANKYOグループ」は、直近の集計で45万台以上設置されており、その台数は「三洋グループ」に次いで2番目に多く、昨年同時期と比較すると約10万台増加している。

また機種別にみていくと、通常貸玉において最も設置台数の多い「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」(約7万台)を筆頭に、半分に当たる5機種がトップ10に入っており存在感は非常に高い。

では、各経営グループごとの設置状況はどうなっているのだろうか。

グループ名 店舗数 設置台数
マルハングループ 308 35,132
ダイナムグループ 432 25,817
アンダーツリーグループ 138 12,512
NEXUSグループ 68 8,985
延田エンタープライズグループ 59 7,711

設置台数ではやはり「マルハングループ」と「ダイナムグループ」が他社を圧倒しているので、これを踏まえて設置比率で見ていく。

総設置台数5000台以上のグループ77グループのうち、全体の平均値である23.3%を超えているのは55グループ。その中において設置比率が上位のグループは下表の通りとなる(総設置台数が5000台以上のグループを対象とする)。

グループ名 店舗数 設置台数 設置比率
日光商事グループ 17 3,140 33.9%
浜友グループ 24 4,228 31.2%
メッセグループ 13 1,645 30.1%
日拓グループ 14 2,032 29.9%
三公商事グループ 21 2,119 29.7%

ここに記した5グループのうち、「日光商事グループ 」「浜友グループ 」「日拓グループ」の3グループにおいては、「三洋グループ」よりも設置台数は多かった。

一方、設置比率が低いのは下表の通りとなる。

グループ名 店舗数 設置台数 設置比率
ダイエーグループ 29 1,960 17.5%
ダイナムグループ 432 25,817 18.2%
オザムグループ 37 2,316 18.4%
二十一世紀グループグループ 13 999 19.2%
ひぐちグループ 17 1,332 19.4%

ここに記載された経営グループの特徴としては、「三洋グループ」の設置台数が非常に多く、設置比率を見ても「オザムグループ」を除いた4グループにおいて、「三洋グループ」の設置比率が10%以上高くなっていた。

このように経営グループによって設置比率に違いはあるものの、三洋グループとSANKYOグループの合計設置比率はすべての経営グループにおいて50%を超えており、この2グループを中心に機種構成が決められている印象を受けた。

※1:SANKYOグループはSANKYO、ビスティ、ジェイビーの合算値。また、ここではパチスロの台数は加味していない
※:各表における店舗数に関してはパチスロ専門店は除いている


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  1. ゆうぎでもなくギャンブルでもなくごらくでもありませんただのいかさまばくちです

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