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【パチンコ経営企業分析】パチンコの新台導入評価「S」ランク店舗が一気に増えた熊本県、「S」ランク店舗が最も多かったのは「シルバーバックグループ」

パチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回は直近の新台導入評価(※1)において、パチンコ「S」ランク店舗数が前回集計時よりも最も増えた「熊本県」の状況を見ていく。

直近の集計時点における、「熊本県」の営業店舗数は84店舗。パチンコ・スロット・貸玉別の設置構成を見ていくと、通常パチンコは25.4%(全国平均:31.8%)、低貸パチンコは36.3%(全国平均:27.8%)、通常スロットは29.7%(全国平均:32.8%)、低貸スロットは8.6%(全国平均:7.7%)となっており、パチンコ・スロット問わず低貸玉の設置比率が高いことが特徴的。その中でも低貸パチンコの設置比率は全国で3番目の多かった。

そんな「熊本県」の新台導入評価「S」「A」ランク店舗数の推移は下表の通りとなる。

期間 「S」ランク店舗数 「A」ランク店舗数
パチンコ スロット パチンコ スロット
2022年12月~2023年5月 18 4 8 9
2023年1月~2023年6月 18 5 9 8
2023年2月~2023年7月 19 4 8 7
2023年3月~2023年8月 14 9 9 7
2023年4月~2023年9月 13 6 8 7
2023年5月~2023年10月 12 6 9 6
2023年6月~2023年11月 11 6 7 6
2023年7月~2023年12月 12 7 7 6
2023年8月~2024年1月 9 10 8 9
2023年9月~2024年2月 10 10 5 14
2023年10月~2024年3月 9 9 6 10
2023年11月~2024年4月 15 6 6 13

このように、過去のデータをみていくと、2023年7月集計時までは、現在よりもはるかにパチンコの「S」ランク店舗数が多かった。それでも、月集計時点の9店舗から15店舗まで増加しており、再び積極的に新台を導入している様子がうかがえる。

また、パチスロに関しては「A」ランク店舗数は増加しているものの、「S」ランク店舗数は10店舗以下で推移していることから、「熊本県」ではスロットよりもパチンコを積極的に導入にあるといえよう。

そこで「S」ランクの店舗を見ていくと、熊本県内においてパチンコ・スロットのどちらかで「S」ランク評価だったのは下表の通り7グループ16店舗であった。

「S」ランク店舗数
グループ名 店舗数 両方
シルバーバックグループ 10 6 2 1 7
ベルエアグループ 3 3 0 0 3
フェイスグループ 3 2 2 2 2
延田エンタープライズグループ 2 1 0 0 1
NEXUSグループ 1 1 1 1 1
マルハングループ 3 1 0 0 1
岩下兄弟グループ 12 1 1 1 1

※同一店舗でパチンコ、スロットそれぞれ「S」ランクの場合もあるので、合計値と「P」「S」の合算値は異なる場合がある
※店舗数は「熊本県」内の営業店舗数

このように、「熊本県」内で最も「S」ランク店舗数が多かったのは、県内で10店舗営業している「シルバーバックグループ」の6店舗であった。

次位の「ベルエアグループ」は3店舗であることから、熊本県内における「シルバーバックグループ」の「S」ランク店舗数の多さは際立っていた。また、「熊本県」はパチンコのほうが「S」ランク店舗数が多いのだが、スロットのみ「S」ランク店舗も1店舗だけ該当した。

「シルバーバックグループ」の「S」ランク店舗には、低貸玉専門店も含まれており積極的に新台を導入している印象が強い。今後もこのような状況は続いていくのだろうか。

[文・構成/情報島編集部]

※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内、B:全国2000位以内となっている。


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