【パチンコ経営企業分析】「マルハングループ」の新台導入状況、今年1月から8月までの8カ月間で約6.5万台新台を導入している

前回8月度の各経営グループにおける新台（※１）導入台数を見ていったところ、「マルハングループ」の導入台数が他の経営グループよりも格段に多いので、今回は「マルハングループ」の各店舗における新台導入状況を見ていきたい。

まずは、2024年の1月から8月までの各月におけるグループ全体の新台導入台数を見ていく。

このように8カ月間で約6.5万台新台を導入しており、内訳をみるとパチンコ3.5万台、スロット約3万台と、パチンコのほうが導入台数は多かった。

ちなみに8カ月間の導入台数を1台あたり45万円で換算すると292億円となる。

それでは店舗別に見たらどうだろう。

「マルハングループ」における8月度の新台導入台数上位店舗は下表の通りとなる。

このように店舗別に見ていくと、100台以上新台を導入した店舗は2店舗にとどまっており、最も導入台数が多かった『マルハン南宮崎店』は、8月にグランドオープンした店舗であり、50台以上新台を導入した店舗数は全体の25％以下の74店舗に過ぎなかった。

このように、経営グループ別の新台導入台数は店舗数が他グループよりも多いので新台導入台数が飛びぬけて多いが、店舗別に見ていくとそこまで極端な店舗は見られず、新台に特化したスタイルとは感じられなかった。

※1：新台は導入日から４週以内に導入したもののみとする

[文・構成／情報島編集部]