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【拝二刀のパチンコ喜怒哀楽】遊技機の取り付けスピードを競い合う『ⅰスポーツ』、賞金総額200万円をかけて真剣に取り組む参加者の舞台裏をレポート

渋谷O-nest

パチンコ店の入替作業をスポーツ化した通称『ⅰスポーツ』については以前も少し触れた通りです。そしてこの度、一般社団法人日本ⅰスポーツ機構は2022年11月12日に「日本シリーズ2022」を開催しました。

場所は東京都渋谷区のライブ会場で、大会としては実質2回目となりますが、賞金総額は何と200万円。そして優勝賞金は100万円という驚愕のイベントとなっていました。ちなみに私は僭越ながら、同機構で「広報大使」を拝命しております。今回は大会の裏方としてボランティア活動をいたしましたので、そうした視点から観たことをまとめました。

まずは改めて『ⅰスポーツ』とは何か。これは遊技機の取り付けを1対1のスポーツとして競い合うものです。その設置タイムの「スピード」に加えて、傾斜のズレなどの「正確性」や作業中における道具の落下回数などがタイムに加算されます。それらを合わせた「総合タイム」の短い選手が勝者となる仕組みですね。

今回の大会では「パチンコ店従業員のAブロック8名」と「一般参加の人のBブロック16名」に分かれてそれぞれ対戦し、勝ち上がった方同士での決勝対決となりました。

と、ここまでは今回取材をしていただいた業界誌様もまとめた内容です。そしてここからは、私が観たことや感じたことをまとめさせて頂きますね。

私は各選手が競技する箇所の舞台裏にいました。各選手は上の階に控えていましたが、自身の競技の1試合前に召集されて競技会場の舞台袖で待って頂くという段取りです。そのため私は、試合前に各選手の士気を高めて送り出す役目だったのでした。

舞台裏

そんな中で各選手の様子ですが、緊張している選手もいれば、非常に明るく振る舞う選手もいてちょうど半々だった印象です。ちなみに緊張している選手のほとんどが、普段の会場と違っていて場の空気に飲まれてしまっているとのことでした。

いつもならば東京都板橋区の「P-SPACE」で慣れているわけですが、今回は渋谷道玄坂のLIVE会場ですから相当勝手が違ったのでしょう。しかも当日は競技の様子が収録されていましたので尚更ですね。

それでも一部の選手は、自分自身や他の競技者の動画をスマホで何回も観ているなど本当に真剣に取り組んでいたものです。そうして勝利を掴んだ参加者もみられました。もちろん実際の練習を何度も行ったそうですが、イメージトレーニングも重要だったようですね。ここまで真剣に『ⅰスポーツ』に向き合ってくれたことは、携わっていた側としてもとても嬉しかったです。

また、この大会の観覧数については正直少し不安でしたが、パチンコ店の選手応援に多数の皆さんが集まってくれるなど、一定の効果はあったと感じました。それも上手く上位に食い込んでくれましたし、盛り上げて下さったのは助かりました。舞台袖からその光景を目にして、実施して本当に良かったと思いましたね。

この『ⅰスポーツ』に対しては、まだまだ賛否両論があるかと思います。まさか入替をスポーツ化するとは誰も思っていなかったことでしょう。今回の大会では前大会よりも賞金総額がさらに上がりましたが、まだまだ認知不足なのは否めません。

同機構の大原弘代表理事は「ⅰスポーツの普及で社会への情報発信をしなければならない」と仰っていました。奇しくも今大会が開催された11月12日は、同機構がスタートして2周年目にあたります。まだまだ道半ばですが、乗りかかった船ですので今後も同機構を支えていこうと思いました。

■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。


コメント:3件 コメントを書く

  1. 台の設置がスポーツ?
    失笑レベル。
    例えば、対戦ゲームが、競技として扱われるように、パチンコ、スロットの出玉量が競技として扱われるかだけ。

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  2. 怪我のないように頑張ってもらいたいですね

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