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【拝二刀のパチンコ喜怒哀楽】大分県の「ビープラス・グループ」が東京都目黒区にパチスロ専門店をオープン、地方から都市部へ進出するホールが増加する

昨年12月28日、東京都目黒区の「学芸大学駅」前にスロット専門店『レッドロック学芸大学駅前店』がグランドオープンしました。ここ最近、スロット専門店も徐々に増えているような感じに見えますが、やはり昨年登場の「スマスロ」が後押ししていると思われます。

同店を経営するのは、九州・大分県が本拠地の「ビープラス・グループ」です。同法人の屋号といえば『エルグラン』が有名ですね。九州が地盤なのですが、関東でも『エルグラン町田店』など数店舗を営業していました。しかし同町田店は2022年9月に閉店してしまうなど、関東での営業展開は終了とも思われていたものです。

そういえば「ビープラス・グループ」は、昨年6月に宮崎県の『エルグラン日向店』をNEXUSへと事業承継させていました。こうして「日向店」や「町田店」などを閉店する一方で、あえて東京都心の小規模パチスロ専門店をオープンさせたことは非常に興味深いところです。

こちらの方が勝算ありと考えたのでしょうか。キーワードを挙げるならば都市部と地方の「人口問題」。特に若い人口は、地方に比べて都市部が圧倒的に多いものです。「スマスロ」や6.5号機により少しずつ回復の兆しのあるスロット専門店を、都市部で運営していくテストケースにしようと考えたのかもしれませんね。

実は、これと似たような考え方が近年において結構みられています。四国某県内の異なった2つの法人では、東京に隣接する関東某県内で営業を展開しています。どちらも数年前に前店舗からグループ化を行って、法人のみを変更するようなカタチで店舗を引き継いでいました。

居抜き物件ですから当然経費も削減できます。四国で新規出店するよりは、まだ人口が多い関東での営業展開ならば効率が良いと踏んだのでしょう。

ただし、こうしたケースでネックになるのが「社員の異動問題」かも。正社員であれば当然という考え方もあるでしょうが、今は多様性の時代ですので、企業やその人が何処まで譲歩できるかがカギになりそうです。

こうした懸念要素はありますが、今後はますます地方から都市部への進出ホールが増えてくるように思います。引き続き注目したいところですね。

■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。


コメント:4件 コメントを書く

  1. 地方から東京への出展はたいてい失敗しますよ。一年で撤退という店も多かったですから。

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  2. 開店まもなく店内覗いて見たけど、

    満席ではなかった。出玉感も、これでグランドオープン?って言う位平常営業。他の店の旧イベント日の方がよほど出ている。

    地元民だが、この店に二度と行く事は無いね。

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