×

【パチンコ経営企業分析】「楽園」の屋号で25店舗のパチンコホールを運営する「浜友観光グループ」、大型店舗を中心に積極的な新台導入が見られる

新台導入状況、機種構成から経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回対象とするのは「浜友観光グループ(※1)」。

「浜友観光グループ」は静岡県および首都圏を中心に「楽園」の屋号で25店舗を運営。1000台以上の巨艦店舗は、日本最大級の総設置台数3030台の『楽園大宮店』を筆頭に11店舗あり、1店舗あたりの平均設置台数は932台と大型店舗中心の構成となっている。

また、パチンコ・パチスロ・貸玉別の設置構成は、通常パチンコ:37.9%(平均33.3%)、低貸パチンコ:17.0%(平均28.0%)、通常パチスロ:36.7%(平均31.3%)、低貸パチスロ:8.4%(平均7.4%)と通常貸玉の比率が高くなっている。また、低貸玉専門店は2店舗運営している。

新台(※2)を積極的に導入しているグループとしても有名であり、2023年における新台導入評価(※3)の推移は下表の通りとなる。

パチンコ パチスロ
S店舗 A店舗 S店舗 A店舗
1月 13
2月 11 10
3月 14 12
4月 15 13
5月 15 15

このように半数以上の店舗が最高評価全国500位以内の「S」ランクとなっていた。

そしてこの上位2ランクの中には1000台以上の巨艦店舗は全て含まれており、大型店舗を中心に積極的に新台を導入していると言えよう。今年4月末にグランドオープンした『楽園浜松ザザシティ店』も当然のごとく「S]ランク店舗となっている。

一方、資産価値額(※4)においては、新台導入評価ほどのインパクトはない。2023年の同グループの資産価値額は下表の通りとなる。

パチンコ パチスロ
浜友 全体 浜友 全体
1月 313,292 202,124 443,945 421,307
2月 295,345 182,630 445,589 419,814
3月 303,805 183,046 463,059 434,449
4月 276,397 153,280 546,564 465,101
5月 290,345 154,574 546,986 456,986

パチンコは平均値を大きく超えているものの、パチスロに関しては3月までは平均値とそれほど変わりはなかった。

しかしながら4月以降急激に資産価値額が増加しており、おそらく「スマスロ北斗の拳」を大量導入したことがパチスロ全体の平均額を押し上げたのだろう。

今後も大型店舗を中心に積極的に導入していくのだろうか。

※1:新台は発売から4週以内に導入されたもののみとする

※2:閲覧有効期限 6/29まで

※3:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内、B:全国2500位以内となっている。

※4:資産価値額
各機種における中古取引額の平均値を足していき、店舗の平均額を算出したもの
店舗における機種の価値を判断する指標となる


コメント:1件 コメントを書く

  1. 出ない出さないジェットカウンターカット当たり前の楽園

    25
    2