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【パチンコ経営企業分析】パチスロの資産価値額が急落、直近の集計では20万円を下回る

今回は10月に入ってから下落が続いているパチスロの資産価値額について見ていく(※2022年以降の月次の資産価値額一覧については、こちらに掲載中)。

まず、2023年における各月末(10月のみ今週)時点におけるパチスロの資産価値額は下表の通り。

パチスロ資産価値額(2023年月次集計)
1月 2月 3月 4月 5月
取引額 421,307 419,814 435,449 465,101 456,986
前月差分 ▲1,494 +15,635 +29,563 ▲8,116
6月 7月 8月 9月 10月
取引額 430,675 372,548 379,060 321,572 198,542
前月差分 ▲26,311 ▲58,127 +6,512 ▲57,488 ▲123,030

このように6月までは常に40万円以上で推移していたが、7月に40万円を割り込み、10月になると一気に急落し直近の集計時点では20万円を下回ってしまった。

9月以降週ごとに資産価値額の推移を見ていくと下表の通りとなった。

パチスロ資産価値額(9月以降週次集計)
9月4日週 9月11日週 9月18日週 9月25日週
取引額 347,083 346,191 324,349 321,272
前週差分 ▲892 ▲21,842 ▲3,077
10月2日週 10月9日週 10月16日週 10月25日週
取引額 291,731 249,957 229,687 198,542
前週差分 ▲29,541 ▲42,174 ▲19,870 ▲31,145

このように毎週、資産価値額が減少していることが分かる。

今まで高値を付けていた「マイジャグラーⅤ」が間もなく検定切れを迎えることが大幅な減少の主たる要因と見られるが、その他の機種の取引額の減少傾向も止まっていない。

さて、このようにパチスロの中古取引の勢いがなくなっているのだが、それ以上に問題なのはパチンコ。パチンコの資産価値額は下落を続けているパチスロよりも低い。

中古機の取引が再び活性化されるときは来るのだろうか。

「遊技機1台当たりの資産価値」とは
中古機市場において取引が確認され、中心価格が判明している機種の合計設置台数及び当該機種の合計金額から算出したもの。


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  1. スマスロはコインセレクターやメダルホッパーがないくせに値段が高くなる不思議

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