パチンコ業界最大手の「マルハン」グループが老舗旅館を傘下に、１５０年の歴史や伝統を引き継いでいく【パチンコ狂の詩】

パチンコ業界最大手の「マルハン」グループ。その北日本カンパニーが「大和屋本店」と買収に向けた基本合意を結んだというニュースを目にする。

ちなみに「大和屋本店」は愛媛県松山市の観光地・道後に所在している老舗旅館だ。１５０年の歴史を誇る文字通りの老舗であり、このニュースには驚かされた方も少なくないことだろう。

合意の内容は「買収後も従業員を同じ条件で雇用する」ほか、「現社長ら３人の取締役を引き続き役員にすること」などが含まれているという。既に従業員への説明も行われているらしい。

なお、「マルハン北日本カンパニー」ではパチンコ事業に次ぐ第２の柱として観光事業を位置づけていて、２０２２年７月には山梨県の老舗旅館「笛吹川温泉　坐忘」について運営と所有が一体となった旅館経営を開始していたものだ。

そして本年４月には「大和屋別荘」の全株式を取得し、代表取締役にマルハン北日本カンパニー社長の韓俊氏が就任済みだとか。今回の「大和屋本店」はそれに続く案件のようで、観光事業の規模も着実に拡大しているといえよう。

「１５０年の歴史や伝統などを引き継いでいく」、そう話すマルハングループの取り組みに引き続き注目していきたい。