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浅草六区再開発プロジェクト「東京楽天地浅草ビル」に正栄プロジェクトがテナント出店

東京都台東区の浅草六区ですすめられていた浅草楽天地ボウルや映画館の入居していた浅草東宝会館跡地の再開発事業の概要が発表された。阪急阪神東宝グループの東京楽天地は25日、同区内において記者発表会を開催した。

建設中の東京楽天地浅草ビルは本年12月中旬の開業予定。地上13階、地下2階、塔屋1階で、敷地面積約3480平方メートル(約1050坪)。1階から4階に商業施設「まるごとにっぽん」、5階以上にリッチモンドホテルプレミア浅草インターナショナル、地下階に正栄プロジェクトのパチンコホールが出店する。

記者発表会には、東京楽天地取締役社長の山田啓三氏、リッチモンドホテルを運営するアールエヌティーホテルズ代表取締役社長の成田鉄政氏、「まるごとにっぽん」の運営会社として設立された株式会社まるごとにっぽん取締役社長の小笠原功氏とまるごとにっぽん関係者、そして正栄プロジェクト代表取締役の美山正広氏が出席。美山氏は会見で、「新店舗のコンセプトを、日本特有の文化を楽しんでもらえるよう『ジャパニーズモダン』とし、店内のデザインに祭り、花火、桜を取り入れる。設置規模は約830台の予定。東京都内進出1号店となる。楽天地が浅草の新しい名所になるよう努力する」と話した。

「まるごとにっぽん」へは、約70の東京初出店となる地方自治体と地方事業者がテナント出店。大手による流通が難しい小ロット商品を直営形式で販売し販路開拓の足掛かりとする。運営理念は「地方紹介のポータルサイト」。地方の地域振興拠点となることを目指す。

商業ビルの建設に関しては浅草寺が景観を損なうとして反対を表明していた。これに対し東京楽天地は高さを当初計画の53メートルから49メートルに変更。記者会見でも浅草寺と何度も協議を重ねてきたと説明した。また同ビルの建設予定地より100メートルほど北の名画座跡地では、マルハンと松竹、アミューズなどが複合型エンターテインメント施設「マルハン松竹六区タワー」を建設する計画を発表しており、当初は2015年12月の開業予定としていたが、現状ではまだ工事は始まっていない。

[2015年6月29日・日刊遊技情報]

まるごとにっぽん

株式会社 東京楽天地

株式会社正栄プロジェクト

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