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セガサミーホールディングス、業績予想を下方修正 ~タイヨーエレックで200人の希望退職者を募集

セガサミーホールディングスは9月30日、5月11日に公表した業績予想(連結)を修正すると発表した。あわせて、同日開催の取締役会において、孫会社にあたるタイヨーエレックの構造改革を決議し、2016年3月期に特別損失が発生する見込みになったと発表した。

修正後の2016年3月期第2四半期(累計)連結業績予想数値は、売上高1560億円(前回発表予想2000億円、増減率マイナス22.0%)、営業利益60億円(同140億円、マイナス57.1%)、経常利益65億円(同140億円、マイナス53.6%)、親会社株主に帰属する四半期純利益30億円(同110億円、マイナス72.7%)、1株あたり四半期純利益12.79円(前回発表予想46.33円)。

修正の主な理由として、「一部のパチスロ遊技機・パチンコ遊技機の販売スケジュールを政策的に下期に見直した結果」として説明。第2四半期累計期間における販売台数は、パチスロ約7万台(前回予想16万5000台)、パチンコ約7万9000台(同11万台)に減少した。減少率ではパチスロ42.4%、パチンコ71.8%となる。

同社では遊技機事業における収益性を抜本的に改善するため、タイヨーエレックにおいて約200人の希望退職者募集を含む構造改革の実施を決定。この結果、第2四半期において早期割増退職金を中心に約18億円の特別損失が発生する見込み。一方で人件費の削減と生産体制・開発体制の効率化により、翌期以降に年間約20億円の固定費削減を見込むことができるとしている。

第2四半期連結業績予想修正の主因が一部製品の販売スケジュール見直しによるものであることから、2016年3月期通期連結予想については修正を行わない。また配当についても、中間配当20円、期末配当20円、年間配当40円の予想から変更を行っていない。

同社では2015年5月9日に「グループ構造改革本部」を設置し、主にエンタテインメントコンテンツ事業を中心に、収益性の抜本的な改善に取り組む。本年2月にはセガグループを中心にグループの再編を実施した。

[2015年10月2日・日刊遊技情報]

セガサミーホールディングス株式会社
151002sega