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ダイコク電機、2016年3月期第3四半期決算短信を発表 ~パチスロ販売が計画を下まわり修正後の通期予想で赤字転落

ダイコク電機は10日、2016年3月期第3四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。また同社は8日、通期業績予想の下方修正と、たな卸資産の評価替えによる営業損失の計上を発表。2015年10月26日発表の前回業績予想では10億円の営業利益を見込んでいたものの、今回の修正で一転、15億円の営業損失が発生する見通しとなった。制御システム事業において下期に3機種1万9000台のパチスロを販売する計画であったが、2機種が来期以降にずれ込み、1機種5100台の販売となったため。

第3四半期の連結経営成績(累計)は、売上高389億3100万円(対前年同四半期増減率マイナス12.8%)、営業利益15億4600万円(同マイナス63.4%)、経常利益16億5600万円(同マイナス61.6%)、四半期純利益6億3200万円(同マイナス77.0%)。販売実績が計画を下まわったことにより調達済み専用部材の評価替えを行い、8億7000万円の営業損失を計上した。

セグメント事業別では情報システム事業が、売上高278億8200万円(前年同期比マイナス10.9%)、セグメント利益34億8400万円(同マイナス34.8%)。CRユニットと情報公開機器ともに入替需要が減少した。制御システム事業は、売上高110億7600万円(同マイナス17.0%)、セグメント損失6億4900万円(前年同期はセグメント利益1億4700万円)。

修正後の通期連結業績予想数値は、売上高450億円(前回発表予想からの増減額マイナス80億円、増減率マイナス15.1%)、営業損失15億円(同マイナス25億円)、経常損失14億円(同マイナス24億円)、当期純損失16億円(同マイナス21億5000万円)。1株あたり40円の期末配当予想については変更していない。

[2016年2月16日・日刊遊技情報]

ダイコク電機株式会社

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