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「多額な設備投資を迫られることとなり大衆娯楽の遊技業としての運営は厳しい」 広島市安佐北区のパチンコ店『P-LAND1』と『P-LAND2』が6月30日の営業を以って閉店に

広島県広島市の安佐北区にて営業してきた『P-LAND1』および『P-LAND2』が2024年6月30日(日)の営業を以って閉店する。

両店は県道37号線から少し北上した場所に店舗を構えており、パチンコ機319台・パチスロ機236台(合計555台)のツイン店舗であった。半径3キロ圏内には、『テキサス八木』や『アンジェロ』『レオーネ』といった競合ホールも点在するエリアである。

そんな環境下で営業してきた両店だったが、7月の改刷対応、さらにはスマート遊技機への移行が見込まれる中、「多額な設備投資を迫られることとなり本来の大衆娯楽の遊技業としての運営は更なる厳しい経営環境におかれる事となる」として閉鎖を決断したようだ。同店によると改刷対応で約1億円の設備投資が必要になるという。なお、両店ではスマート遊技機は設置していなかったようだ。

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閉店のお知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り厚くお礼を申し上げます。
さて、私ども『株式会社 胡子』は昭和29年の創業以来、お客様にご愛顧いただきましたが、当業界を取り巻く厳しい行政指導の中、令和6年7月から改変されます『改刷』(新紙幣への移行)につき約1億円程度の設備投資に迫られます。

また、将来的にスマスロ・スマパチへの移行化が見込まれる中 多額な設備投資を迫られることとなり本来の大衆娯楽の遊技業としての運営は私どもだけでなく全ての遊技場が更なる厳しい経営環境におかれる事となり誠に残念ではございますが、

令和6年6月30日(日)をもちまして
遊技事業から撤退し営業を終了

させていただくこととなりました。

お客様におかれましては永年ご愛顧いただき心より感謝申し上げます。甚だ略儀ではございますが書面にてお知らせ申し上げます。
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運営母体となる株式会社胡子は広島県にてパチンコホールを展開する創業70年の老舗企業。経営店舗は主に「P-LAND」の屋号を冠しており計3店舗(ツイン店舗を2店舗とカウント)を営業してきた。

閉店のお知らせでは遊技事業から撤退するとしており、残る『GAO!GAO!』も閉鎖するのかも知れない。

なお、スマート遊技機を導入していないパチンコ店は全国に600店舗ほど(編集部調べ)存在している。これらの店舗の動向についても引き続き注目していきたい。

この他の閉店・休業情報はコチラ

店舗 P-LAND1、P-LAND2
閉店日 2024年6月30日
住所 広島県広島市安佐北区落合5-16-8
備考

コメント:11件 コメントを書く

  1. パチンコ店がどんどん閉店に追い込まれている。
    メーカーは強気な販売手法で目先の利益を追求し利益を膨らましている。
    しかし、明日はないようなこと続ければ、結果は見えている。
    間違えてもパチンコ、パチスロメーカーの株は長期保有などできるはずもない。

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  2. 跡地は住宅街? マンション?
    駐車場含めたら、結構な敷地よのぉ

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