【パチンコ経営企業分析】スロットの増台傾向が見られる、20～29店舗運営している経営グループの店舗数・台数推移

前回、6月末時点において30店舗以上運営している経営グループの店舗数・台数推移を見ていったので、今回は6月末時点で20～29店舗運営している経営グループの店舗数・台数推移を見ていきたい。

まず6月末時点で20～29店舗運営している経営グループは25グループが該当し、この経営グループの直近半年間（2023年12月～2024年6月）における店舗数推移は下表の通り。

※増加は「新店」・「長期休業明けリニューアルオープン」・「事業継承による取得した店舗」を含む
※減少は「閉店」だけでなく、「休業中」・「改装中」に変更した店舗を含む

続いて設置台数は下表の通り。

このように2024年6月末時点で20～29店舗運営している経営グループは、30店舗以上運営している経営グループと比較すると、店舗数・パチンコ台数の減少幅は大きかったものの、スロットの増加幅および増加台数は上回っていた。

さて、今度はもう少し長い期間で見るとどのような変化が見れるだろうか。

ここでは半年ごとの対比を行い、対象となる経営グループは、その当時に20～29店舗運営していた経営グループとする。

このように20～29店舗運営している経営グループにおける各種比率は伸び悩んでいる。

経営グループ数も、30店舗以上運営している経営グループ数にほとんど変化がない中で、20～29店舗運営している経営グループは減少傾向にあるように、経営グループによってはあまり芳しくない状況のところもあるのだろう。

[文・構成／情報島編集部]