【パチンコ経営企業分析】10～19店舗運営している経営グループ数の減少幅は大きい

前々回、前回と、6月末時点において30店舗以上および20～29店舗運営している経営グループの店舗数・台数推移を見ていったので、今回は6月末時点で10～19店舗運営している経営グループの店舗数・台数推移を見ていきたい。

まず6月末時点で10～19店舗運営している経営グループは99グループが該当し、この経営グループの直近半年間（2023年12月～2024年6月）における店舗数推移は下表の通り。

※増加は「新店」・「長期休業明けリニューアルオープン」・「事業継承による取得した店舗」を含む
※減少は「閉店」だけでなく、「休業中」・「改装中」に変更した店舗を含む

続いて設置台数は下表の通り。

このように2024年6月末時点で10～19店舗運営している経営グループの推移を見ていくと、20店舗以上の経営グループと比較すると、店舗数の減少幅はそれほど変わらないものの、台数の増減幅が低くなっている印象を受けた。

さて、今度はもう少し長い期間で見るとどのような変化が見れるだろうか。

ここでは半年ごとの対比を行い、対象となる経営グループは、その当時に10～19店舗運営していた経営グループとする。

このように10～19店舗運営している経営グループにおける各種比率を見ていくと、直近では減少傾向にあるものの、2021年6月度比較すると各種比率は増加していた。

ただし、直近の10～19店舗運営している経営グループ数の減少幅が大きいのが気がかりである。10～19店舗運営している全ての経営グループに該当することはないはずだが、今後どのようになっていくのか非常に慎重に運営していかなくてはならないグループも多いのだろう。

[文・構成／情報島編集部]