【パチンコ経営企業分析】最多導入は「ｅ花の慶次～傾奇一転」が2.1万台、2024年7月度の導入状況（パチンコ編）

7月期の最多導入機種となった「ｅ花の慶次～傾奇一転」
©隆慶一郎・原哲夫・麻生未央／コアミックス 1990 版権許諾証 S05-02H

7月はスマパチの話題機「ｅ花の慶次～傾奇一転」の導入が開始され、スマパチの設置台数は久しぶりに1カ月間で1.2万台以上増加したのだが、パチンコ全体の導入状況はどうだったのだろうか。

そこで今回は7月の導入状況について見ていく。

まずは2024年の月間推移となるが、

このように、導入上位5機種の合計は6月より少ない3.7万台にとどまっていた。

それでは機種別にみたらどうだろう。

このように、「ｅ花の慶次～傾奇一転」のみが導入されているといっても過言ではない状況であった。同機種だけで、7月導入上位機種の57.9％を占め、「Ｐ花の慶次～傾奇一転」も合わせると7月導入上位5機種のうち66.1％を占める結果となった。

導入上位5機種を見ていくと1万台を超えたのは1機種のみ。5機種中4機種がラッキートリガー搭載機となった。5月は5千台以上導入された機種が1機種しかなかったことを踏まえると、導入は積極的に行われたといえよう。

一方で撤去機種は下表の通り

このように、「ｅ花の慶次～傾奇一転」が2.1万台導入されたにも関わらず、スマパチ全体の設置台数は1.2万台にとどまっていたのは、撤去上位5機種にスマパチが2機種含まれていることが大きな要因であろう。

「ｅ花の慶次～傾奇一転」は積極的に導入したものの、それ以外の機種はあまり導入されなかった7月だが、8月はどのようになるのだろうか。

[文・構成／情報島編集部]