【パチンコ経営企業分析】導入上位5機種の合計は2024年で最多、最多導入機種はスマパチ「ｅ北斗の拳１０」　～2024年8月度の導入状況（パチンコ編）

「ｅ北斗の拳１０」

8月はスマパチの話題機「ｅ北斗の拳１０」の導入が開始され、7月に導入された「ｅ花の慶次～傾奇一転」も合わせると、この2カ月間でスマパチの導入台数は約4万台増加した。その他にも「ＰＦ機動戦士ガンダムユニコーン　再来‐白き一角獣と黒き獅子‐」や「ＰＡスーパー海物語ＩＮ地中海２」といった話題機の導入も始まっており、久しぶりにパチンコの新機種がにぎわっていた印象だ。

そこで今回は8月のパチンコの導入状況について見ていく。

まずは2024年の月間推移だが、

このように、8月の導入上位5機種の合計は2024年で最も多い8.2万台となった。次に多かった4月よりも約1.8万台も多く、8月はパチンコが積極的に導入されたといえよう。

それでは機種別にみたらどうだろう。

このように、導入台数が2万台以上が「ｅ北斗の拳１０」と「ＰＦ機動戦士ガンダムユニコーン　再来‐白き一角獣と黒き獅子‐」の2機種。さらに「ＰＡスーパー海物語ＩＮ地中海２」が1.8万台以上導入されており、1万台以上導入された機種が3機種もあった。

また、1カ月間で2万台以上導入された機種は、2024年では7月の「ｅ花の慶次～傾奇一転」しかなかったことから、いかに8月は各店舗ともパチンコを積極的に導入したといえよう。ちなみに「ｅ北斗の拳１０」は月末時点の集計において設置台数はパチンコ全体で10番目に多い。

一方で撤去機種は下表の通り。

このように「ＳＡＮＫＹＯ」の機種が多かったものの、導入状況を加味すると「ＳＡＮＫＹＯ」の設置台数は増加している。

通常貸玉の設置台数においてスロットととの差が開き続けているパチンコだが、8月は各店舗とも積極的に導入していた。さて9月はどうなるだろうか。

[文・構成／情報島編集部]