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【パチンコ経営企業分析】SANKYOグループ製パチンコの設置比率が最も高いホール企業は「日光商事グループ」

パチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回は、パチンコにおいてメーカー別設置台数が「三洋物産」に次いで多い「SANKYOグループ(※1)」の設置状況についてみていきたい。

「SANKYOグループ」は、現在パチンコにおいて約40万台設置されているメーカーであり、昨年同時期と比較すると約10万台設置台数を増加させている。また通常貸玉に絞ってみると、「SANKYOグループ」の設置台数は「三洋物産」を超えている。

では、各ホール企業ごとの設置状況はどうなっているのだろうか。

グループ名 店舗数 設置台数
マルハングループ 308 29,221
ダイナムグループ 427 21,485
アンダーツリーグループ 141 10,085
NEXUSグループ 63 7,421
ガイアグループ 84 6,344

設置台数ではやはり「マルハングループ」と「ダイナムグループ」が他社を圧倒しているので、これを踏まえて設置比率で見ていく。

総設置台数5000台以上のグループ84グループのうち、全体の平均値である19.0%を超えているのは55グループ。その中において設置比率が上位のグループは下表の通りとなる(総設置台数が5000台以上のグループを対象とする)。

グループ名 店舗数 設置台数 設置比率
日光商事グループ 15 2,769 28.8%
セントラルグループ(※) 14 2,140 27.0%
ダイハチグループ 10 1,570 25.0%
カクタグループ(※) 26 2,555 24.9%
日拓グループ 14 1,651 24.2%
浜友観光グループ 22 2,837 24.1%
西原物産グループ 9 1,199 24.0%
真城グループ 14 2,041 24.0%
ジャパンレジャーサービスグループ 15 1,341 24.0%
善都グループ 23 3,126 23.9%

※:セントラルグループは愛知県を中心に主に「メガコンコルド」の屋号で営業しているグループ
※:カクタグループにおいては、「株式会社カクタ」と「株式会社ビショップ」を同グループとして集計

一方、設置比率が低いのは下表の通りとなる。

グループ名 店舗数 設置台数 設置比率
プローバグループ 18 743 14.6%
オザムグループ 29 1,641 14.6%
二十一世紀グループグループ 14 822 14.8%
ダイエーグループ 29 1,666 15.1%
ダイナムグループ 431 21,485 15.1%

このように総設置台数5000台以上のグループにおいて、最も設置比率が少なかった「プローバグループ」でも設置比率が14.4%と、全体平均値の19.0%からそれほど開いていなかった。

また、比率上位グループにおいては、メーカー別設置台数が最も多い「三洋物産」の設置比率が全体の平均値を下回っているところがほとんどで、逆に設置比率が少ないグループに関しては「三洋物産」の設置比率がほとんど平均値を超えていた。

 
設置台数上位2メーカーを見ていくと、各ホール企業の設置状況は相反する傾向が見られた。さて、お近くの店舗は「三洋物産」「SANKYOグループ」のどちらに注力しているだろうか。

※1:SANKYOグループはSANKYO、ビスティ、ジェイビーの合算値。また、ここではパチスロの台数は加味していない
※:各表における店舗数に関してはパチスロ専門店は除いている


コメント:1件 コメントを書く

  1. 田舎だからかわからないけど、この記事は納得しかない。

    海の客付きがいいホールと、リゼロとかユニコーンの荒い機種の稼働が多いホール自分の地域では極端に別れてる。
    入替方も極端で、前者のホールは海の入替は1ボックスでエヴァとかリゼロは4台だったけど、後者は大海5の入替すらしてないけど、リゼロエヴァは1ボックスあった

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