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【寄稿コラム】スマスロほど盛り上がっていないスマパチ、「cタイム」を巧く使った画期的な機種の登場に期待したい

「ぱちんこ 新・必殺仕置人S」(京楽産業.)

「e聖闘士星矢 超流星CliMAX349」 を皮切りに、これまで「eルパン三世 THE FIRST」「ぱちんこ 新・必殺仕置人S」のスマートパチンコ(スマパチ)が導入されている。

スマパチによる性能面でのP機からの大きな変更点として、「大当り確率の下限が1/350」及び「cタイムの搭載が可能」といった点が挙げられる。

大当り確率を1/350にしたとしても、一連の流れで獲得できる出玉を制限する「総量規制」は(スマパチ以外の)P機と同じ。現状のP機でもギリギリを攻めた機種が多く登場していたことを考えると、性能面における優位性は「cタイム」に集約していると言っても過言ではないだろう。

「cタイム」は一度通常状態に落ちることから、「総量規制」に含まれない。そのため、「RUSH性能(1/319のP機と同等クラス)」+約1/5で再度RUSHといった一撃性が生まれている。

懸念としては5回に1回しか「cタイム」による恩恵を味わえないため、スマパチとしての優位性を味わえるユーザーは限られてしまう。ヘビーユーザーであれば経験回数を重ねることで緩和されるものの、ライトユーザーが大当り確率の重さだけを顕著に感じてしまう可能性は否めない。

ここで「cタイム」搭載の条件をおさらいすると、「大当りの引き戻し率が20%以下」といった形となっている。

現市場に登場している機種はいずれも「cタイム」を1回転のチャンスゾーンとして扱っているが、引き戻し率が20%以下であれば10回転でも20回転でも区間を伸ばすことは可能と考えられる。

あまり長くすると過去の“潜伏確変”のような遊技感になってしまうため、一概に良し悪しは言えないものの、ゲーム性の幅の広げ方としては一考の余地があるだろう。

当然、ヘソ入賞時は大当り抽選も行っており、回転数を伸ばすことで「cタイムによる引き戻し」とは別に1/349で大当りするケースも生まれる。

現状では「cタイム」区間の「引き戻し率20%」にヘソでの大当りは含まれない可能性が高いと言われているものの、実際にどうなるかはまだ不明瞭な部分も多い。

正直、現状のメリットではスマパチの盛り上がりがスマスロに追いつくのは厳しいと言わざるを得ない。総量面の変化がないことからP機からの変化を感じにくく、差別化が難しいのだ。

とは言え、「cタイム」の存在によってゲーム性の幅が広がることは間違いないため、「cタイム」を巧く使った画期的な機種が市場を牽引してくれることを期待している。

©松竹・ABCテレビ ©KYORAKU


コメント:5件 コメントを書く

  1. 何にせよクソみたいに回らない台ばかり置くなら何も変わらないよ。
    なぜ金入れてんのにデモ画面見なきゃいけないのか。
    自主規制として回転数の下限を決めるとかしないと衰退は止まらんでしょうな。

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  2. cタイムのcって乞食のc

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