×

過去最低のパチンコの裏、スマスロに取って代わられた「パチスロ」の文字【寄稿コラム】

パチンコ稼働が過去最低と言われている。スペックも緩和され、「Pまどマギ3」は「Re:ゼロ 鬼がかりver」以来の大ヒットとか言われているが現実は非情だ。業界内外に様々な指標があり、良し悪しを測っているがやはり同様にパチンコは最悪、パチスロは好調とされている。

とはいえ可能なら第三者目線のデータでも確かめてみたいところ。このところ私が注目しているのは「Google Trends」だ。キーワードの検索数をベースに単語の人気度を表示してくれる。一般的には世間への露出度によって増減するものなので、パチンコやパチスロという単語も同様に見ることが出来る。

そんなトレンド検索で「パチンコ」「パチスロ」を見てみると、本年7月末に「パチンコ」の人気度は直近2年の過去最低を更新した。データ変更があったはずで直接比較は出来ないがもっと過去に遡ると10年来の最低値になっていたりする。

昨年からじわじわ下がり続け、年末とGWで少し回復したものの最低を更新。盆前には「e北斗」やら「ユニコーン2」が大量に導入されたのにGW以下の人気度となっている。まあここまでハッキリ出てしまうと現状のパチンコが問題大アリと認めるしか無い。スペック緩和を続けていればいずれ復活するのだろうと皆考えているが、緩和でダメだったらどうする気なのだろう。

パチンコはさておき、パチスロの人気度は流石に高いはず、と単語を入れると実は「パチスロ」というキーワードの人気度はとてつもなく低い。競合する「スロット」のほうが人気度は圧倒的に高いのだがこちらはカジノマシンも対象に含まれたりするので、パチスロ自体の人気度は意外と測りづらい。しかし「パチスロ」も「スロット」という単語も昨年からじわじわと人気度は落ち込んでいる。「パチスロ」の人気度なんて集計期間を限界いっぱいの2004年からに広げても過去最低になっている。

何故、は見出しで既にバレているが昨年の春頃を契機に「スマスロ」という単語が急激に伸びだした。パチスロやスロットではなく、「スマスロ」が取って代わったのだ。そして本年7月にはついに「スマスロ」が「パチンコ」を上回った。パチンコがダメで「スマスロ」が絶好調、とトレンドを見ても業界内の分析通りであることがわかる。

キーワード人気を考えると「パチスロ専門店」はもう古い。全部スマスロにするのはAタイプもあるし難しいが、ほぼほぼスマスロならもう「スマスロ専門店」を名乗ってもいい時代か? 「パチスロフロア」も「スマスロフロア」と「Aタイプフロア」に分けたほうがいいのかもしれない。

一方、未だスマスロが入っていないパチスロ設置店も全国に400軒ほど残っているのだとか。スマスロ以外がレアになってくると逆に珍古台の店として輝くかも、と応援はしたい。


コメント:7件 コメントを書く

  1. スペック緩和されようが回らんからな
    抽選の機会も与えられないゲームに付き合ってられない

    18
    3
  2. つまらん

    10
    1