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「出店も閉店も無し」という状況からようやく動き出した、九州を代表するパチンコ企業「ワンダーランド」の動向に注目したい【パチンコ狂の詩】

タイラ」グループは福岡県を中心にパチンコホールを展開する言わずと知れた有力チェーンである。経営店舗は全て「ワンダーランド」の屋号を冠し、九州地方で計35店舗を営業中だ。

経営ホール数という観点からは全てのパチンコ企業の中でも14番目に位置している。なお、その数は「フェイス」「ユーコーラッキー」「モナコパレス」といった名だたるホール経営企業を上回っていて、九州の企業内では最大規模。名実ともに九州地方を代表するパチンコ企業の一つと評してよいだろう。

既存店舗の大半が大型ホールであり、且つ集客力に秀でた優良ホールが目白押し。そんな「ワンダーランド」を知らない業界関係者など居ないはずだ。

しかしながら一方で、近年では新規出店等の大きな動きがほとんど見られず、意外に感じている方も居るかもしれない。全国的にみても比較的動きが大きい九州エリアだけに余計そう感じるのかもしれないが、私自身も随分前から不思議に思ってきた。

ちなみに「タイラ」グループにおける新店といえば、2016年3月にグランドオープンした『ワンダーランドうきはバイパス店』まで遡ることに。それから8年以上も新店のオープンが出ていないことになる。

むろんその間にも既存店の改装オープンなどが多数行われており、堅実な経営スタイルは健在だ。それでもやはり九州地方最大の企業グループであることを思えば、意外に感じるほど慎重という見方も出来るかもしれない。

なお、同時に「閉店するホール」が全然見られなかったことも特徴的といえるか。大手チェーンにおいてもコロナ禍以降には多数の店舗閉鎖が行われてきた中で、「タイラ」グループでは2020年以降の閉鎖店舗は1軒も無かった。これも相当珍しいことといえるだろう。

このように「出店・閉店ともに無し」という状況がどこまで続くのか。個人的には非常に注目していたが、このたび8月25日の営業を以って『三池店』『瀬下店』『多久店』の3店舗が同日に閉店となったことは周知の通りだ。

【関連記事】福岡県大牟田市のパチンコ店『ワンダーランド三池店』が8月25日を以って閉店、「タイラ」グループでは3軒同時の店舗閉鎖に

この3軒については(新台の導入状況や人気機種の充実度合いなどからみても)随分前から閉鎖の可能性は感じていたが、このタイミングで同日に閉鎖されるとは思っていなかった。あくまでも推測だが、新紙幣対応の問題も影響しているのかもしれない。

いずれにせよ、(九州地方の雄が)良くも悪くもようやく動いたことは今夏の大きなトピックスの一つである。今後の動向にも引き続き注目していきたいところだ。


コメント:8件 コメントを書く

  1. 西新店は旧イベ日の1の日でも鬼回収する悪徳店

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  2. うきはバイパス店はスパイダーマンの右打ちで500円2回押しましたよ
    ラウンド中も4割パンクしますよースルーにも通りにくいしヘルヘル

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