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今秋に注目したいパチンコ企業は「アムズガーデン」、インバウンドメインの新店は成功するのか【パチンコ狂の詩】

アムズ」グループは宮城県および沖縄県などでパチンコホールを展開するチェーン企業である。経営店舗の大半は「アムズガーデン」の屋号を冠しており計14店舗を運営してきた。

その内訳は宮城県(7店舗)、福島県(1店舗)、そして沖縄県(6店舗)だ。1店舗あたりの平均設置台数は約451台と、中規模ホールが大半となっている点も同グループにおける特徴の一つといえるだろう。

なお、以前は「夢屋」という屋号もそれなりに見られたが、ブランドイメージの統一化を図っていったことで(1店舗を除くと)全て「アムズガーデン」へと屋号を変更済みである。

2017年末には宮城県大崎市にて『アムズガーデン古川店』を居抜き出店しており、これが約6年ぶりのグランドオープンであった。それから4年ほどが経過した2021年10月には、沖縄県うるま市にて『アムズエース具志川店』を同じく居抜き出店していたものだ。

つまり同グループにおける出店案件は、2012年以降の10年間で2軒のみだったということ。これはけっして多い数とはいえない。

■2011年以降の「アムズ」グループにおけるグランドオープン案件一覧

オープン時期 区分 店舗名 住所 パチンコ スロット 総台数
2011年12月 新規 アムズガーデンこくば店 沖縄県那覇市 208台 224台 432台
2017年12月 居抜き アムズガーデン古川店 宮城県大崎市 256台 192台 448台
2021年10月 居抜き アムズエース具志川店 沖縄県うるま市 180台 224台 404台
2024年8月 M&A取得 ぱちんこ銀や 宮城県白石市 320台 120台 440台
2024年10月 新規出店予定 パチパチベガス 岐阜県高山市 - - -

そんな堅実な企業グループが今夏に大きな動きを見せている。まずは宮城県白石市にて営業中の『ぱちんこ銀や』を傘下に収めることが先日官報に公告されたばかり。こちらは総台数が440台の中規模ホールとなっていて、「アムズ」グループの企業カラーにマッチする店舗といえそうだ。

パチンコ業界全体で小中規模ホールの苦境や閉鎖が伝えられる中、こうした既存店のM&Aニュースは個人的にも応援したいところ。加えて、もっと驚かされたのが岐阜県高山市にて出店準備中となっている『パチパチベガス』案件である。

健全化推進機構のホームページに登録された住所は「岐阜県高山市下三之町1番地19 2階」。JR高山駅から東へ1キロほど進んだ先で、国道158号線沿いに営業していた「セブンイレブン高山下三之町店」と同住所だ。つまりコンビニ跡地の2階フロアへパチンコ店が出店することになりそう。

これだけでも話題性は十分だが、オープニングスタッフの募集ページには下記のような文言まで見られている。インバウンドメインのパチンコ店となれば、業界初といえるかもしれない。
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海外の観光客へ、日本にしかないパチンコを教える【海外の方中心のパチンコ店】接客スタッフを大募集します!!
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ちなみに『パチパチベガス』は2024年10月のオープン予定となっており、総台数は90台程度となるようだ。今秋は「アムズ」グループに是非とも注目して頂きたいところである。


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