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フォロワー数9カ月で1万2500人! 話題のアイドル店員〝あんこさん〟の素顔とは?

「アイドル店員」の誕生はほとんど成りゆき

都心部の殺伐とした環境よりも人情が保たれた地域のパチンコ店を新しい職場に選んだあんこさん。ツイッターのフォロワーたちもそんな彼女の人柄に魅かれたのかもしれない。仕事への取り組みも評価され、アルバイトでの入店からわずか2カ月ほどで正社員への登用を望まれた。

「アルバイトのほうが気楽なので最初のうちはどうしようかそれなりに悩んだんです。ただ、せっかくのお話ですし、これといって別にやりたい仕事もなかったので、店長のお誘いを受けて入社させてもらうことになりました」

なんらかのめぐりあわせや人間関係に身をゆだねてきたかのようにも感じられるあんこさんだが、「アイドル店員」へのスタートはこのときに切られていたと言っていい。

「ツイートの担当者を決めるにあたって店長やスタッフさんたちとも話しあった結果、やっぱり女の子が書いたほうが注目されるよねっ、という話になり、趣味のツイートをしていたわたしが任せられるようになっちゃって…」

またしても成りゆきに身を任せた格好のあんこさんだが、時間が許せばこまめにツイートをくり返すがんばり屋の一面を発揮する。

「正直、めんどいな、と思うこともありましたよ。でも、任されたからにはちゃんとやる。そう決めてせっせとツイートしてました」

あんこさんには麻雀やパチスロのほかにも「アイドルの追っかけ」といった趣味があり、男性アイドルばかりではなく女性アイドルやお笑い芸人のライブにも足しげく通い、その感想などをツイートしてきた。

「自分がアイドルになりたいと思ったことですか? ぜんぜんありません。観ているほうがずっと楽しい。最近は忙しくてライブにもあまり行けていないんですけどね」

あんこさんがツイッターやYoutubeでみせる「アイドル店員」としてのふるまいや言葉づかいには「追っかけ」だった経験も役立っているのだろう。

「実は、親戚の女の子もしばらくのあいだエンタメ系の女性アイドルをしていたことがあるんです。わたしは観る側で十分だったけれど、わりとすんなり〝あんこ〟になれたのは、彼女の存在があったからだと思います。でも、ツイートをはじめた頃は自分の画像をアップするのがイヤでイヤで。可愛い女の子ならばほかにいくらでもいるし。顔がほとんどわからない小さなアイコンならばともかく、大きな画像を載せるときは、特定されないように『五反野店』のスタッフたちにまざって写真を撮っていたんです」

たとえ店を紹介する宣伝であっても悪意のあるリツイートなど、SNSならではのリスクがつきまとう。なぜ彼女は自身のプライベートな情報までさらすことになったのか。転機は昨年の12月上旬に訪れた。

『ミカド五反野店』(東京都足立区)

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コメント:3件 コメントを書く

  1. 企業的に一人の店員さん推しはどうなんだろ?
    若いうちはちやほやされるだろうが年齢重ねて将来を企業が保証してくれるのかね?

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  2. Twitter上でしかやり取りできてませんがしっかりリプライをくれます。

    こちらのリプをしっかり目を通してないとできない内容です。

    正直アイドル店員なんて…と思っていた考えを180度変えてくれました!

    これからも応援します、がんばれあんこちゃん!

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