アンダーツリーグループ、カスタマーハラスメントに対する基本方針を策定

『キコーナ』などの屋号でパチンコホールをチェーン展開するアンダーツリーグループ（本社・大阪市西区）は６日、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定したことを発表した。

「街の灯り。心の灯り。」を企業理念とし、地域の住民に寄り添い、パチンコを通じて「にぎわい・温もり」をつくり出そうと日々の業務に取り組むなかで、従業員が心身ともに安心できる職場環境、顧客との健全な関係性の維持が理念を実現するために欠かせないとの考えから今回、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を定めた。

基本方針では、全ての顧客に対して誠実な対応を心がけることを前提に、「身体的な攻撃（暴行、傷害）」「精神的な攻撃（脅迫、中傷、名誉毀損）」「侮辱的な発言、差別的な発言、性的な嫌がらせ」「プライバシーを侵害する行為、ＳＮＳ等での誹謗中傷」「執拗に繰り返す要求・言動や、長時間にわたり拘束する行為」「土下座の要求や、不当・不可能な要求を繰り返す行為」「従業員の人権や尊厳を損なう行為」をカスタマーハラスメントと定義。従業員に対する行為をカスタマーハラスメントと判断した場合は、従業員を守るために、サービスの提供や顧客対応を中止し、事案によっては警察や弁護士などと連携して、適切に対処する。

また、社内への対応として、カスタマーハラスメントに関する知識・対応方法についての研修の実施、マニュアルの策定、社内における相談フローを構築することが盛り込まれている。