セガサミーHDが宮崎市の大型リゾート施設「フェニックス・シーガイア・リゾート」を売却
セガサミーホールディングスは10日、宮崎市の大型リゾート施設「フェニックス・シーガイア・リゾート」の運営会社であるフェニックスリゾートの株式を、アメリカの投資ファンドFortress Investment Group LLCの関係会社である夕顔合同会社に譲渡することを決定したと発表した。株式譲渡実行日は5月31日。全株式譲渡後、フェニックスが新たに発行する種類株式を取得し、20%の議決権を保有することで引き続きフェニックスのさらなる成長、企業価値向上を支援していく。
セガサミーホールディングスは、2012年に当時参入を目指していた統合型リゾート施設の開発・運営に活かすため、大規模施設の運営ノウハウを獲得することを目的にフェニックスを完全子会社化。2023年3月期から、2期連続で同社グループに参画して以降最大の売上高の更新および営業利益の黒字化を達成し、フェニックスの更なる企業価値向上に向けた様々な施策を検討するなかで、ホテル・リゾート事業において豊富な経験・知識を有するFortressを戦略的パートナーとして迎え、Fortressがフェニックスの運営を主導することがフェニックスの企業価値最大化のために最善であると判断した。
なお、株式譲渡価額および取得価額は非開示だが、2025年3月期において株式譲渡益約85億円を特別利益としてを計上する見込み。